文部科学省が毎年採択している「特色ある大学教育支援プログラム」の平成19年度が発表されました
文科省のサイトで公表されている選定大学・短期大学一覧表はこちらです。

そこで、この一覧表を利用して、GO-ONDAIサイトに登録させていただいている大学(「音楽」に関連した専攻等がある学部等に限る)をチェックしてみました。
国立大学では、
●島根大学教育学部・・・確かな教師力を育む多角的評価の実現 −「1,000時間体験学修」「学生プロファイルシート」「面接道場」で可視化する教師としての自己成長−
●千葉大学・・・パーソナルデスクラボによる実験教育の展開 −新機器開発による少人数一組・一斉実験教育の実現−
●新潟大学・・・総合大学における外国語教育の新しいモデル −初修外国語カリキュラムの多様化と学士課程一貫教育システムの構築−
の3大学の取り組みがありました。

そして、私立大学では今回、エリザベト音楽大学の「<音楽家の耳>トレーニング教育法の開発 −総合的音楽能力育成を目指す教育システムの開発と実践−」が採択されています。
エリザベト音楽大学のサイトで確認したところ、報告ページがありましたよ。
選定の理由は、従来のソルフェージュ教育を見直して新たに「音楽家の耳」のトレーニングシステムを開発し、音楽教育に取り入れているというものです
具体的には、「瞬間的に音を捉える能力の育成」を目指す「音楽を耳で捉えてすぐに反応するオーラル・トレーニング」を開発し、子どもから対応できる初歩から大学以上の高度な段階まで全14グレードのシステムがあるというもの。
但し、「本取組が“大胆な試み”だけに、第三者の評価を受けることが期待される」と文科省は結んでいます。

同大学にこのトレーニングがあることは、以前からよく知られていました。
トレーニングの内容そのものについては、直接接していないので何らかの評価はできませんが、音を正確に聴き取る耳がほしいとか、聴いた音をそのまま楽器で演奏したい、譜面に起こしたいなどと願う人は多いはずです。
私が個人的に、かつて音楽を学んだ人たちと仕事をしたりした経験や、ライターになってから音楽の専門家にインタビューをさせていただいた経験からすると、「子どもの頃から聴いた音をピアノで弾くことができた」と言う人や、「絶対音感が身についた」と言う人たちは、自分がしたいことを実践して見せたり実行に移したりすることがしやすいと言うメリットがあります。
自分が感じるとおり、思う音楽を作っていくためには基本的にほしい能力ということで、音楽を志す人が身につけたいと思うはずのものですね。
ただ、音楽の感性やセンスは、また別のものといえるでしょう。

エリザベト音楽大学の教育には、今後も注目していきたいと思います。